コーヒーがヨーロッパに到着して以来,ブラマー博物館では様々で多様なコーヒーの作り方をお伝えして参りました.ブラマーコーヒールームにぜひ一度いらしてみてください.伝統的なジャグを使用した方法で淹れた,上質で本物のコーヒーに必ず出会えます.ジャグを使ってコーヒーを淹れるとより一層美味しくなるのです.
あなたの飲むコーヒー豆がどこの国からのものであろうとかまいません.大事なのはいつも最良質の豆を厳選しそれがブラマーコーヒーのように新鮮なものでなければなりません.ブラマーコーヒーはケニア,コロンビア,コスタリカ,エチオピア,ジャワから届いた最高グレードの豆を厳選しております.ひとたびこの味わいを知ってしまったら,もう決してこの感動を忘れることはないでしょう.
豆の焙煎スタイルには大きく分けて2通りあります.ひとつはコンチネンタルスタイル:深めに黒くなるまで焙煎するタイプ.もうひとつはイングリッシュスタイル:軽めに焙煎するタイプです.前者コンチネンタルスタイルは通常エスプレッソに使われています.エスプレッソはこの味に慣れ親しんだ人々が好んで飲むタイプのコーヒーです.一方,後者のイングリッシュスタイルは館長エドワードブラマーが全ての皆様にお薦めしている焙煎スタイルです.軽めに焙煎する目的が何かお分かりでしょうか?焙煎したことによって出てきたエッセンシャルオイルが湯の中にすぐに移っていくようにする為なのです.豆が本来持っている味や香りを無くすことがないように,ほんの少しだけエッセンシャルオイルが湯に入っていくのが理想的なのです.
ブラマーコーヒーでは世間のコーヒーバーやレストランで出されているようなタイプのインスタントコーヒーやエスプレッソとは格段に違う美味しいコーヒーを提供しています.豆を焙煎し粉状にしてコーヒーを淹れる「ブラマー方式」はコーヒーマシーンがまだ開発されていなかった時代に確立されてた伝統的なコーヒーの淹れ方に正しく基づいています.開発された技術や電気製品の類に頼ることなくコーヒーを淹れる方法を再発見した「ブラマー方式」はまさに時計の針を200年前に戻した感じなのです.
それではこれから実際にコーヒーを淹れる方法をご紹介いたしましょう.
まず2つのブラマージャグ(大or小)を用意します.1つはコーヒーをとるため,もう1つはコーヒーを提供するためのものです.コーヒーを淹れるのにはちょっと手間がかかりますがきっとその楽しみと気高さを感じられるでしょう.(クリックすると必要になる道具のページにジャンプします)→ Equipment
for Making Coffee).
ブラマー博物館で販売しているコーヒー豆は焙煎され粉上に挽かれた状態で便利な18グラム入りの袋に入っています.ブラマーコーヒーを使う場合はジャグのサイズによって1袋or2袋使ってください.もしあなたが豆をどこか他で買う場合にはそれがフレッシュなものなのかを必ず確かめてください.又,大きな袋入り,缶入りのコーヒーをどこかで買う場合は必ず賞味期限が新しいものを選び容器や袋がきちんと密閉されているかどうか確かめることも必要です.